サクラやケヤキにサルノコシカケが発生しているのを

皆様も、よく見かけると思います。

木から栄養を摂って、大きくなっていくので、普通は大きな木に

発生します。

 

幹周１８０ｃｍくらいの桜の木に付いていたコフキタケ。

これで3年目くらいですが、まだまだ大きくなっていきます。

（その代わり木の中は腐って行きますが・・・）

 



 

春に見たケヤキには、2年目くらいでこれだけ大きくなった

コフキタケが付いていました。

 



 

でも、今日初めて、オオムラサキツツジの根元に付いているのを

見つけました。

こんな細い枝では、全然栄養を摂れないと思うのですが・・・

本当は、隣の桜に、胞子は到達したかったのでしょうね？

ほんのちょっと風が弱かったんですね。

 



 

 



 

コフキタケが付くと幹や、根元の中がスポンジのように腐って

倒木の原因になってしまいます。そのため、日々、木槌でたたいて

腐っていないか調べています。

樹木に対しては悪者のように言われていますが、

直径50cm以上のものは、縁起物や、癌の特効薬として

高額で取引されることもあるようです。

 

🍄🍄🍄

 

《　裕　》

 

世田谷の植木屋　さくら庭園

樹木医　川瀬　裕一郎