★樹木医業務
山火事と樹木

このところ山火事のニュースが多く、
自然や樹木に関わり、大切に思う者としてとても胸を痛めています。
私は趣味で登山をするのですが、
定期的にトレーニングで通っているホームマウンテンと公言している
丹沢・塔ノ岳の山火事はとてもショッキングでした。
引用:日テレnews:関東で山火事相次ぐ 神奈川と群馬で延焼続く 山小屋「堀山の家」が全焼
これは1月12日に表尾根から撮影した写真です。(山火事は1月11日発生)
火事の起きている堀山方面で消防ヘリが消火活動をされていました。
皆さまご苦労様です。

懸命な消火活動の結果、1月13日には鎮火したとの報道がされました。
関係各所の方々には頭が下がる思いです。
樹木の専門家として、山火事による樹木へのダメージと
この後、どのように植生が回復していくかに大変興味があり
後学のために調査をかねて登山に行ってきました。
(二次遷移の実際を見たことがないので貴重な機会と考えました)
写真は2026年1月26日時点の状況です。

想像していたより、樹木が燃えていない気がします。

地表の落葉が焦げているのがわかります。

少し掘ってみると、土中はほとんど影響がないように見えます。
火は上方に向かいますし、土壌中は湿っているため燃えづらいのだと思います。
山火事により全壊した堀山の家(山小屋)直上のアカマツです。

根元の幹はかなり焦げています。
樹上の葉も茶色く変色していますが、これが火が直接当たった被害か
幹の通導組織がダメージを受けたものかは今のところ判別できませんでした。
マツは樹皮が厚いので樹皮の下の形成層や木部に熱が伝わらなければ
枯死することはないかとは思います。今後も継続して観察したいと思います。
その他、1.1ha焼けたという斜面は、
林床は黒焦げですが、高木だけでなく低木も目立った被害は根元だけのように見えます。

もっと、樹木全体が炭のように燃え尽きてしまっているのかと想像していましたが
これも消火活動のおかげなのでしょうか。

周辺の植物が燃えてなくなっても、残ったアセビ。
「ど根性アセビ」と名付けました。
今後も定期的に足を運んで、続報をお伝えできればと思っています。
なお、塔ノ岳では2025年3月にも二の塔付近でボヤ騒ぎがありましたが
こちらは3時間で消し止められたとのことでした。
引用:神奈川新聞社:秦野の山林で火事 丹沢・二ノ塔東側付近
アウトドア用品(アルコールストーブ)の使用によるものとのことですが、
自分も気をつけねばと、常に心がけていきたいと思います。
STOP!山火事!

世田谷の植木屋
さくら庭園
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